死ぬまでに絶対に読むべき!おすすめの歴史小説20選【歴史から新たな知見を得よう!】

温故知新という言葉があるように、過去の歴史から学ぶことって多いですよね。
偉人の生き方や歴史の流れの中には、いまの時代を生き抜くヒントのようなものもたくさん隠されているものです。
というわけで今回は「死ぬまでに絶対に読むべき!おすすめの歴史小説20選」と題して、これからの人生のために唸るような歴史小説をご紹介します。

1|『燃えよ剣』司馬遼太郎(新潮文庫)


もはや説明不要の大歴史小説家司馬遼太郎の、同じく説明不要の名作「燃えよ剣」。幕末の江戸を舞台に繰り広げられる、数々の小説や舞台、映画で描き続けられてきた「新撰組」の熱く激しく、そして切ない青春群像劇です。幕末ファン新撰組ファンはたくさんいますが、「これを読まずして新撰組を語ることなかれ。」といっても過言ではない、時代と世代を超えた、必ず楽しめる日本が誇る歴史小説の大名著です。

2|『壬生義士伝』浅田次郎(文春文庫)


同じく幕末は新撰組の活躍を描いた名著。燃えよ剣があの土方歳三をメインにしているのならば、本作は名もなきある新撰組の隊員が目にした、幕末に咲いて散った新撰組の記録。映画化され、日本アカデミー賞も受賞したことで、原作小説の質の高さも証明されました。時代の変わり目に輝きを放った敗者の美学に酔いしれる一冊です。

3|『坂の上の雲』司馬遼太郎(文春文庫)


全8巻からなる大長編の歴史大作で、NHKのドラマが大人気を博した本著。明治維新を終え、開国した日本が置かれた、西洋列強と肩を並べて戦っていかなければならないという過酷な状況。そんな過酷な状況の中で、必死に西洋列強に追い付け追い越せを繰り広げてきた明治維新直後の人たちの活躍を描き切った傑作です。司馬遼太郎が描く明治の国家観は賛否両論あるものの、一面の真実として、しっかりとした説得力を感じるあたり、司馬遼太郎という巨星のすさまじさを感じる一冊です。

4|『天平の甍』井上靖(新潮文庫)


これもまた、説明不要の大名作。時代は奈良時代、日本という国の発展という壮大な締めを背負って、当時の大国である唐にわたった遣唐使たちの並々ならぬ情熱を描いた歴史大作です。これを原作に映画化もされ、その映画も大ヒットを記録した、日本の歴史文学を代表する作品ですので、一度読んでおいて損はない本であることは間違いありません。

5|『風林火山』井上靖(新潮文庫)


同じく井上靖が描いた戦国時代の英雄「武田信玄」の軍師「山本勘助」を描いた物語。何度もドラマ化映画化され、NHKの大河ドラマとして大人気を博したことでもおなじみの物語です。いまだに実在を疑う人もいる山本勘助の物語だけあって、事実に即したというよりも、その伝説をもとに描かれたエンタテインメント性の高い作品。ですので、歴史小説になじみのない人の入門書としてもおすすめできる作品です。

6|『竜馬がゆく』司馬遼太郎(文春文庫)


何回司馬遼太郎の作品を紹介するのだ?とお思いかもしれませんが、それだけ司馬文学はすごいのです。むしろ、日本においては歴史文学=司馬文学だという人もいるくらいで、本作「竜馬がゆく」もまさに日本の歴史文学を代表する作品の一つなのです。紹介しないわけにはいきません。この本が出るまではどこかマイナーな謎の人物だった坂本龍馬が、一気の幕末の英雄として世間に認知されるきっかけとなった一冊だといえば、そのすごさはお分かりかと思います。

7|『国銅』帚木蓬生(新潮文庫)


いまや日本を代表する観光スポットである奈良の大仏。重機も専門的な知識も何もなかった時代、あんな巨大な大仏の建造に携わった奈良時代の人たちの苦悩と生き抜く強さを表した静かな迷著です。大仏の建造に携わりながらも、仏教の何たるかさえ知らなかった当時の人たちの熱い思い。歴史を超えて共感できるその静謐でありながらも情熱に満ちた生きざまに、感動すること必至です。

8|『新選組血風録』司馬遼太郎(角川文庫)


司馬文学の傑作である「燃えよ剣」が土方歳三にスポットを当てた物なら、こちらは新撰組そのものにスポットを当てた傑作。壬生狼と恐れられた新選組の隊士の面々が繰り広げる、人間臭い日常と死と隣り合わせの日常のコントラストを司馬遼太郎の精密かつ大胆な筆致で克明に浮かび上がらせた文句のない名作です。まずは「燃えよ剣」から読んで新撰組に対する基礎知識を抑え、そしてこちら「新選組血風録」を読むことをお勧めします。

9|『和宮様御留』有吉佐和子(講談社文庫)


いまだに歴史ミステリーとして根強い支持者を持つ「和宮替え玉説」。幕末、公明天皇の妹でありながらも、時代背景の綾の中で将軍家茂の妻となった「悲劇の皇女」和宮内親王の波乱の生涯を描くこの作品こそが、その替え玉説をとる人たちのバイブル。そんな歴史ミステリーに挑む作品としても楽しめますが、当時の宮廷や大奥の生活を克明に描くその内容は、歴史の事実を知るものとしても十分楽しめる作品です。

10|『むかし・あけぼの 小説枕草子』田辺聖子(文春文庫)


日本人なら知らない人のいない、古典の名作「枕草子」。それこそ、清少納言の名前や枕草子という著作名を忘れていても「春はあけぼの」という有名な書き出しを知らない日本人はいませんよね。そんな日本人の心に残る名著を生み出した清少納言の生涯に迫る作品がこの作品。宮中の雅を感じながら、人間清少納言の魅力的な生き方を堪能できる作品です。

11|『新源氏物語』田辺聖子(新潮文庫)


同じく田辺聖子の描いた平安絵巻、新源氏物語。清少納言の枕草子と対比されることの多い、日本が世界に誇る文学である源氏物語を田辺聖子が丁寧に現代語訳した作品です。現代語訳ながら、平安時代のみやびやかでたおやかな雰囲気を壊さない作者の筆力はさすがの一言で、源氏物語に触れる最初の一冊としては最適な作品になっています。ただ、それでも人物のわかりにくい源氏物語ですので、人物相関図を手元に読むことをお勧めしますよ。

12|『惜別』太宰治(新潮文庫)


だれもが知るあの文豪太宰治の描いた、異色の歴史小説が本作。とはいえやはり太宰らしく、そのモチーフに選んだのは、源氏三代将軍の源実朝。壮大な戦いの末に手に入れた源氏の世を、たった三代で終わらせてしまったその最後の将軍を題材に選ぶ当たり、まさに太宰治らしいといえる作品になっています。この作品は短編集「惜別」に収められてる一遍になりますが、読みごたえは長編に劣らないさすがの太宰文学です。

13|『楠木正成』北方謙三(中公文庫)


江戸時代には、どんな時代よりも最も人気のあった時代である南北朝時代。日本国が二分され、歴史の舞台としては様々なドラマが生まれたこの時代は、今やあまりクローズアップされない時代となってしまいました。しかし、そんな南北朝時代に光を当てた作品がこの作品です。モチーフの楠木正成はそんな南北朝時代きっての英雄。この時代を見直す一つのきっかけになる作品です。

14|『額田女王』井上靖(新潮文庫)


「飛鳥奈良時代を書かせたら右に出るものはいない。」といってもいい井上靖の傑作。天智天皇と天武天皇、飛鳥時代の激動を生き抜いた二人の兄弟天皇のどちらにも愛されたといわれる額田女王(額田王)の生涯を描いた本作はまさに天平ロマンの傑作。あまり起伏を表に出さない淡白な書き味の井上靖の筆致だからこそ描ける、リアリスティックな時代描写。時代知るという意味で、井上靖がいかに傑物なのかが窺い知れる作品です。

15|『家康、江戸を建てる』門井慶喜(祥伝社)


直木賞受賞作家門井慶喜の描く、ちょっと変わった歴史小説。江戸300年の繁栄を謳歌し、そしてそののち日本の帝都・首都としていまだに輝きを放つ江戸・東京のその黎明期を描いた本作。何もない荒れた湿地でしかなかった江戸の地が、いかにして日本史上最高の都市となったのか。他の歴史小説とは一味違った、江戸の一大プロジェクトを克明に描写した地図好き土木好きにも納得の一冊です。

16|『曾根崎心中』角田光代(リトル・モア社)


日本文学史に燦然と輝く、近松門左衛門の代表的な戯作「曽根崎心中」。江戸時代、庶民に一台心中ブームを巻き起こし、心中が流行したことで幕府が動くことになったといわれる、稀代の大ベストセラーを角田光代が小説化したのが本作。当時の社会の風俗が克明に描かれているのはもちろんのこと、この作品を知り味わうということそのものが歴史体験とでもいうべき作品です。

17|『眩(くらら)』朝井かまて(新潮社)


日本が世界に誇る天才にして鬼才の芸術家「葛飾北斎」。その娘であるお栄もまた「葛飾応為」と名乗る画家であり、日本の芸術史に名を刻む大家のひとりです。そんな、破天荒で大天才の父親のもとに生まれた独りの少女が、父にあこがれ父を疎み父に振り回されながらも、それでも父と同じ絵の道に進んでいくその姿を浮かび上がらせる本作。天才北斎とその娘の姿に、当時の絵師の生きざまを垣間見ることができます。

18|『会津執権の栄誉』佐藤巖太郎(文芸春秋)


東北の地に覇を唱え、会津執権とまでうたわれた蘆名氏のその最後を描いた作品。弱肉強食の戦国時代が秀吉によって統一されかけていたその最後の瞬間、東北の覇を競って最後の炎を輝かせるかのごとく激しく戦った蘆名氏の滅亡までの道のり。そこにある滅びに向かうものの美しさと滅びの美学。戦国時代の武将の美意識を知るうえで傑作といえる、著者の処女作です。

19|『テンペスト』池上永一(角川文庫)


NHKによってドラマ化されたこともある、琉球王朝を描く珍しい歴史小説。史実や歴史的描写に正確な歴史小説というよりも、その時代を舞台にしたエンターテインメント小説の趣に近いものの、琉球王朝を舞台にした小説は少なく、その価値は低くありません。沖縄という、ある意味異国情緒のある日本の歴史小説として、沖縄好きな人には特におすすめの作品となっています。

20|『陰陽師』夢枕獏(文春文庫)


フィギュアスケートの羽生結弦君の演目でも注目を浴びた、大ヒット映画の原作。この小説自体も、日本に陰陽師ブーム安倍晴明ブームを巻き起こし、一時期書店の平積みが陰陽師だらけになったほど大ヒットを記録したベストセラー小説です。歴史小説というには少しファンタジー色が漂うものの、それがまた、平安期の怪しい雰囲気を醸し出していて、非常に楽しく読める作品です。深く読めば日本人の死生観にも迫れる、そんな小説です。

あなたの好きな時代を見つけよう

いかがでしたか。歴史小説を読むと、きっとあなたの好きな時代というのが見えてきます。
ひとつの時代にこだわって、その時代の歴史小説を読みあさるというのも、歴史小説の素敵な楽しみ方の一つです。
ぜひ、好きな時代を見つけてみてくださいね。

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