死ぬまでに絶対に読むべき!ボロクソに泣ける感動小説10選【これぞ涙活?涙が止まらないオススメ小説】

泣ける小説・・・それはたくさんありますが「ぼろくそに泣ける」となると、これはかなり数もぐんと減ります。
そんな、涙が枯れるほどに泣きたい人にお勧めの「ぼろくそに泣ける小説」おすすめを10作用意してみました。
それでは「死ぬまでに絶対に読むべき!ボロクソに泣ける感動小説10選【これぞ涙活?涙が止まらないオススメ小説】」をお楽しみください。

1|『青い鳥』重松清(新潮文庫)


生徒と教師の交流の中で紡がれていく、やさしくも切ない連作短編小説。学園ものというのは、古今東西感動する小説の基本中の基本とも呼べるものですが、暑い感動の涙をというよりも、どことなくやさしくそしてジワリと心が温かくなるそんな感動を与えてくれる小説です。しかし一方で、しっかりと泣けます。激的な出来事も、そして熱血シーンもないけれど、人間の心の一番柔らかい部分にそっと触れてくる、そんな涙を体験できる作品です。

2|『とある飛空士の追憶』犬村小六(ガガガ文庫)


いわゆるファンタジーラノベでありながらも、深く鋭い感動と悲しみの涙を流させてくれる傑作。迫害された孤児である主人公が、皇国のお姫様を1万2千キロ彼方の皇国へと導く任務を与えられることで始まるこの物語は、その先に、当然、別れが待ち受けていることを予感させます。その、結末がどうなるのかなんて野暮なことは書きませんが、それでも、最後のシーンは涙なしでは読めません。その涙が何のために流されるどんな涙なのか、どうかご自身でお確かめください。

3|『失われる物語』乙一(角川文庫)


絶望的な状況に置かれた主人公に降りかかる、苦しみと後悔の日々。ある意味ここまで残酷で、そして意地の悪い、また、自分に降りかかったとしたら、恐怖で夜も眠れなくなるようなシチュエーションの小説はなかった、といえる怪作。脳死という、意識不明の状況でありながら、実は意識があるという設定で繰り広げられる物語は、人間の尊厳の奥深くに切り込む、深い感動を与えてくれます。

4|『旅猫リポート』有川浩(講談社文庫)


猫好きの猫好きによる猫好きのための小説。とにかく猫が好きな人が読めば、それはもう、一日中泣いたって足りないくらい、感動の涙で目が真っ赤になってしまうこと間違いなしな名作です。もちろん、猫好きでない人にも楽しめる名作ですし、きっと感動できますし、泣けます。しかし、やっぱりこれは猫好きの人にこそ読んでいただきたい。猫が好きでよかったと思える作品です。

5|『博士の愛した数式』小川洋子(新潮文庫)


いまや、おもしろい小説探しの基本である本屋大賞の記念すべき第1回受賞作。映画化もされて日本中を感動の渦にまき込んだ作品としても有名で、もちろんその原作である本作も間違いなく泣ける一冊です。とにかく全編を通して、優しさと慈しみにあふれていて、そのすべてが胸に迫る感動を与えてくれます。80分しか記憶の持たない博士と家政婦の温かい恋のお話です。

6|『夏の庭』湯本香樹実(新潮文庫)


死という大きな命題に挑む少年たちに、楽しくも切ないひと夏の記録。その設定自体は、やや残酷で、少年らしさともいえるその酷薄なまでの感情から、死というものの本質を見たくなった主人公たちは、死にそうな老人と交流を深めていきます。そして、彼らは、その老人と仲良くなる中で、きっと本当の意味で「生」を知っていきます。死によって完結される生の中で生まれてモノ、失われていくもの。そのコントラストの中で、ユーモアと感想のコントラストがより引き立っていくお話です、

7|『永遠のゼロ』百田尚樹(講談社文庫)


いろいろと物議をかもす発言で有名な百田尚樹さんですが、その小説はまた彼のメンタリティーとは別物。第二次世界大戦という過酷な時代の中で、特攻という手段によって命を失った少年や青年の物語が、あまりにリアルで心に迫る描写で描かれる傑作中の傑作。涙なしではなく、嗚咽なしには読み終えることのできない、そんなストーリーです。

8|『神様のカルテ』夏川草介(小学館文庫)


医療の現場、命と死を見つめる現場の小説もまた、感動の涙を禁じ得ない小説が多いですよね。しかし、なんとこの物語の主人公は「悲しむことができない」変人のお医者さんです。でも、だからこそ、淡々とつづられて行く命の物語は、時にほっこりと心をいやしてくれ、そして、激しさはないけれど、音もなく涙を流させる感動が生まれてきます。優しい優しい、感動作です。

9|『アルジャーノンに花束を』ダニエル・キイス(早川書房)


世界的な大ベストセラーとなった感動巨編、アルジャーノンに花束を。僕は個人的にこの物語を人に勧めるときは「吐くほど泣ける小説だ」ということにしている、という程にとにかく泣ける一冊です。 ですから多くは語りませんし、語ることはできません。読んでください、そして、あなたにも、目が痛むほどの涙を体験してほしいと思っています。

10|『聖の青春』大崎善生(講談社文庫)


いまや国民栄誉賞受賞者となった、永世七冠王「羽生善治」の終生のライバル。もう肩を並べることも、追いつくことも、追い抜かれることもないそのライバルである村山聖の一生を記した、珠玉のノンフィクション。一瞬の天才のきらめきに込められた、命の炎。若くして燃え尽きた棋士の命の輝きに、涙を止めるすべをなくしてしまうことでしょう。

涙は心のシャワー

日々のストレスや心におりのようにたまった不快な感情。涙はそれを押し流してくれる最高のシャワーとなるものです。
ぜひ、珠玉の感動小説を読んで、心にたまったいろいろなものをすっきり押し流してみてはいかがですか?

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