子どもにとって絵本というのは、とても大切なものです。ひとつの楽しみでもあり、教育のためにも必要なものと言えるでしょう。だからこそ、親御さんとしてはきちんとした絵本を読ませてあげたいものです。ここでは、世界中で愛されている名作絵本をご紹介していきたいと思います。
1|はらぺこあおむし
エリック・カールの「はらぺこあおむし」は本当に世界的に有名な絵本です。知らない人はいないと言っても過言ではないでしょう。小さなあおむしが成長して美しいちょちょに……というシンプルなストーリーでありながら、色鮮やかな色彩とちょっとした仕掛けがお子さんの興味を引いてくれます。人気の絵本ということで、絵本以外にもさまざまな書籍やグッズが出ていますので、はらぺこあおむしの絵本に興味を持ってもらってそこからさらに別のお勉強をという形に持っていくこともできるかもしれません。
2|ブレーメンのおんがくたい
ブレーメンの音楽隊は、ご存知のようにグリム童話のお話しです。お払い箱にされてしまったロバ、イヌ、ネコ、オンドリが町の楽隊に入ろうと出かけた途中で、泥棒の家にたどり着き……という話なのですが、親御さんにとっては懐かしい感じもあるでしょう。いろいろな動物が出てくることもあり、お子さんも興味を持ってくれるかと思います。親子で楽しみながら読むことのできる絵本と言えるでしょう。
3|もりのこびとたち
「もりのこびとたち」は、森の奥に住んでいる小人の生活を描いている絵本です。ストーリーの中で何か大きな事件があるといったものではなく、基本的には小人の日常を柔らかく描いているものです。そのため、読み終わった後にストーリーの続きをお子さん自身で考えられるような部分があります。親子で一緒に考えるのもいいでしょう。森の小人といういかにもファンタジーな世界観がお子さんの興味をぐっと引いてくれるはずです。可愛らしく優しいだけではなく、お子さんの想像力を育んでくれる絵本だと言えるでしょう。
4|りんごのき
「りんごのき」は絵本のタイトルの通り、りんごの木の成長を描いたものです。りんごが赤い実をつけるまでが、小さな男の子の目線で描かれていきます。子どもも目線で描かれているからこそ、お子さんも絵本の中に入り込みやすいのではないでしょうか?四季の移り変わりも描かれているので、季節感というものも学ぶことができます。親御さんからも「絵が可愛い!」という声が多い作品なので、お子さんもきっと気に入ってくれるでしょう。
5|ねむりひめ
グリム童話にもいろいろなものがありますが、その中でも特によく知られているのが「眠り姫」です。小さなお子さんにはちょっと早いのではと思ってしまいそうなのですが、実はお子さんが興味を持ってくれるような要素が満載なのがこの絵本の魅力なのです。怪しげな占い師やいばらに覆われたお城などお子さんもきっと興味を持ってくれるはずです。年月が経っても楽しめる作品ですので、親御さんも一緒になって読むことができるでしょう。
6|3びきのくま
「3びきのくま」は大きいくま、中くらいのくま、小さなこぐまの3匹と女の子のお話です。3匹のくまたちはのんびりほのぼのと暮らしている姿は本当に微笑ましいですし、悪気のない女の子にくまたちが振り回されてしまう姿はとてもユーモラスです。ストーリーはもちろんなのですが、絵本の中に登場する3匹のくまのそれぞれの持ち物なども魅力になっています。お子さんの想像力を養ってくれる絵本と言えるでしょう。
7|おやすみなさいのほん
「おやすみなさいのほん」はタイトルの通り、眠りというものについて描いた絵本です。動物たちが眠るのと同じように、この絵本の中では船や飛行機たちも眠りにつきます。優しく美しい言葉で描かれているので、言語的な部分でもお子さんの教育にいいかと思います。労わる、慈しむといったことを自然な形で伝えてくれる絵本でもあります。読んでいると気持ちが落ち着いて穏やかな気分になれることもあり、寝る前の1冊にしている親御さんも多いようです。
8|かいじゅうたちのいるところ
「かいじゅうたちのいるところ」は実写映画化もされているとても有名な絵本です。寝室がいつの間にか森や野原になり、「かいじゅうたちのいるところ」にたどり着くという不思議なストーリーなのですが、もともと文章が少ないこともあり、お子さんにとっても読みやすいかと思います。多くを語らないからこそ、想像が膨らむという部分もあるでしょう。かいじゅうたちはちょっと怖い見た目をしているのですが、とても可愛らしく何度も読み返したくなる名作です。
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