ビジネスパーソンなら読むべき!仕事を効率化させるための技術・知識が詰まったオススメのビジネス本・書籍10選

時間をかけたらいい仕事ができるのは当たり前。多くのビジネスパーソンは業務を効率化しながら成果をだすことが求められるのではないでしょうか。戦後の高度経済成長以降、「睡眠時間をけずり多忙をきわめることが生産的だ」という価値観が定着した日本。終身雇用が瓦解した現代では、その価値観も合わなくなっています。日本の長時間労働は、世界的にみてもかなり深刻です。労働人口の減少により、今までのような長時間労働によってカバーすることはできなくなっていく中、仕事を効率化する能力は働く人全員の必須スキルとなります。今回は、仕事を効率化したい!と思ったらまず最初に手にとってほしいオススメの本10冊をご紹介します。

1|1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術(著者:伊藤羊一)


人前でプレゼンをする機会はなくても、仕事では「伝える、指示をする、話をする」など相手に動いてもらうために、コミュニケーションをとらなければいけませんよね。しかし実際には、自分ではしっかり伝えたつもりなのに上司や先輩からは「で、何がいいたいの?」とつっこまれたりと、わかりやすく話すことが苦手なビジネスパーソンも多いはず。本書では年間300人以上のプレゼンを指導する著者が、世界で一番簡単に伝える力を習得できる方法がまとまっています。今まで論理的な話し方やプレゼンスキルの本を読んでもうまく習得できなかった方には特にオススメです。著者のモットーは、1分で話せないような話は、どんなに長くても伝わらない。本書では、図解とともになぜ伝わらないのか、伝えるための型、コミュニケーションで相手に動いてもらうポイントがわかりやすくまとまっています。本書で紹介されるビラミッド構造は、即実行できるものになっています。ぜひご自身の打ち合わせの際に使ってみてくださいね。

2|レバレッジ・リーディング(著者:本田直之)


今の課題を解決したい時、知識情報不足を感じた際に手にとるのがビジネス書。ビジネス書はじっくり読み込みながら味わう小説と異なり、効率的戦略的に読みこなす必要があります。1冊の中に、成功者の体験やノウハウがぎゅっと凝縮されたビシネス書。短時間で疑似体験しながら、実務に活かすことができればビジネスパーソンにとっては強い味方になります。月に500冊の新書が発売されるビジネス書をすべて読むのは、現実的ではないです。本は買うけど、机に山積み!そんな方に手にとって欲しいのが、この「レバレッジ・リーディング」です。本書で提案する読書方法は、訓練が必要な速読ではなく多読。多読のポイントは、(多くの本の)必要な部分だけ読むこと。さらに、得た情報を実践するために習慣に組み込むこと。必要な箇所だけを読むにはどうすればいいのか、情報を習慣化し体得するればいいのかについて、具体例をまじえてわかりやすくまとまっています。まずは、積ん読化している1冊をレバレッジリーディングで読んでみてください。

3|ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か(著者:エリヤフ・ゴールドラット)


普段仕事をしていると、一生懸命な時ほど目の前のタスクを処理することに注力しがちになってしまいます。しかし部分最適ばかりに気を取られれてしまうと、いつの間にか視野が狭くなり、実は無駄な作業をしてしまっている!なんてこともあります。「処理能力はあがっているのに、タスクが減らない」と感じている方に手にとって欲しいのが本書です。本書は、物理学者エリヤフ・ゴールドラットが1984年に出版したビジネス小説。機械メーカーの工場長である主人公を中心に、工場の業務プロセス改善をテーマに全体最適の考え方が物語形式で理解できるようになっています。問題解決の際はゴールを共有する、信念を貫くこと、数字に隠された実態を見抜くこと、なぜ情報を共有化するのかなど、チームで仕事をする上で重要な示唆なつまった1冊です。業務改善をより深く理解し実践したい方は、「ザ・ゴール2」「チェンジ・ザ・ルール」クリティカル・チェーン」なども参考にするとより理解が深まります。

4|トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術(著者:浅田 すぐる)


ある企業で当たり前に行われていることが、その組織の強さの秘訣であることは多々あります。日本が世界に誇るトップ企業トヨタでは、社員全員が息を吸って吐くように当たり前に行なっていることがあります。それは、情報を紙1枚にまとめること。トヨタで行われるそんな思考整理方法をつたえるのが本書です。著者自らトヨタで実践した議事録、報告書、打ち合わせ資料を1枚の書類でまとめる思考整理術が、体系的にまとまっています。紙1枚にいかに自分の頭の中を見える化し、その上で意思疎通をスムーズかつスピーディに行うのか。ロジカルシンキングの簡単実践版として取り入れてみてはいかがでしょうか。「仕事がいつも終わらない、話しているうちに混乱して説明がつまってしまう、相手につたらわない」そんな経験のあるビジネスパーソンの力になるはずです。

5|自分を劇的に成長させる!PDCAノート(著者:岡村拓朗)


「現役外資系企業のマネージャー」と「ビジネス書作家」の二足のわらじをはく著者が伝える、最強のフレームワークPDCA(Plan計画→Do実行→Check評価→Action改善)。PDCAという単語を知っている方も多いかと思います。しかし、ビジネスの現場で実際に使いこなせている人はごくわずか。PDCAは、継続的に回すことで威力を発揮します。本書では、著者が試行錯誤の上にたどりついた「ノートに4本線ひくだけでPDCAがまわせるようになる方法」を伝えています。実践にかかる時間はわずか5分。本書では、PDCA思考から行動改善、商談、目標達成、交渉のためのPDCAの回し方が具体的にまとまっています。著者自身がPDCAノートのおかげで月間100時間以の残業をゼロに、年収3倍にUP、13キロのダイエットに成功しています。まずは、難しく考えずノートに線をひくところからスタートしてみてください。

6|働き方改革 生産性とモチベーションが上がる事例20社(著者:小室 淑恵)


組織全体を効率化させ働き方を変えていくには、リーダークラスの意識改革が重要です。本書では、リーダーもチームメンバーも疲弊することなく成果をあげていくコツを、働き方改革コンサルティングを約1000社に提供してきた著者が伝えます。。本書では、人口ボーナスと人口オーナス、長時間労働社会が家族へどう影響するかも解説され、会社全体で働き方を変えなければいけないと理解できます。組織の働き方を変えていく最初の段階に、何からやればいいのか参考になる内容になっています。長時間労働体質の企業を、生産性の高い組織に変革してきた実例20社が記載され、「アパレル、建設、監査法人、不動産、生保、運輸、警察、中央官庁、教育、自治体」など多岐にわたります。企業によっては、組織全体を巻き込んでのトップダウン&ボトムアップ実例を実践するのは、難しい場合もあるかもしれません。「朝メール、夜メール」など即実践できる方法からまずは自分自身で働き方の効率化が進めてみることをおすすめします。

7|図解 鬼速PDCA(著者:冨田和成)


本書は、2016年に出版された「鬼速PDCA」の図解版です。PDCAを高速を超える鬼速(おにそく)で回す方法が、図解化されたことでさらにわかりやすくなっています。「PDCAは普段回しているけれどやり方を見直したい、最短で達成するための仕組みを見直したい、いつもやりっぱなし」そんなな方におすすめです。工数棚卸しシート、鬼速進捗管理シート、ルーチンチェックシートなどフォーマットも紹介され、実務への落とし込みもスムーズにできます。プロジェクト完遂するための手順が理解できるはずです。KGI、KPI、KDIなど専門用語で混乱してしまう方は、図解版と同時に「鬼速PDCA手帳」のフォーマットを平行して使ってみるとスムーズかもしれません。本書で身につく、「目標や課題を解決するために今日何をすべきか」の思考方法と方法論はビジネスシーンだけでなく人生全般を通してあなたの成長を助けてくれるはずです。

8|行動科学を使ってできる人が育つ!教える技術(著者:石田 淳)


たったひとりの「できる人」だけでは、仕事を効率化し組織の成果をあげていくのは難しいですよね。チームメンバー全員ができる人になる必要があります。できない人をできる人にする唯一の方法は、できるように教えること。しかし現場では自分はできるのに、人に教えようと思うとうまくできないなんて悩みをかかえるビジネスパーソンも多いはず。チーム力を最大化するためにどうマネジメントすればいいのか迷った時は、本書を手に取ってみてください。教える立場にあるすべての方の必読書ともいえる本書は、褒め方叱り方など55のメソッドがまとまっています。コーチング手法をもとに、現場でどう実践すればいいのかが
理解できます。リーダーは、無意識に自分の経験則で話をすすめてしまいがちです。結果ではなくプロセス、行動に焦点を当てるなど本書で相手の能力を最大化させるヒントが手にてきるはずです。

9|ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70(著者:株式会社アンド)


複数の事象を同時に考えるビジネスパーソンの脳内は、ほうっておくと混乱してきてしまいます。「アイディアに煮詰まる、会議が停滞する、タスクが多く問題を特定できない、視点の違う問題をどうまとめあげればいいのか手がとまる」そんな課題をかかえるビジネスパーソンにおすすめなのが、フレームワークを70個まとめた本書です。思考を整理する方法が、解決したいビジネスのプロセスごとにまとめているため、自身のビジネスシーンで即実践することが可能です。紹介されるフレームワークは、すでに知っているものも多く存在し、フレームワークをどのように組みあわせたら、効果が出るかがわかりやすく理解できます。本本書を通同苦することで、「問題の特定、分析、アイディア出し、業務改善、組織マネジメント、相手に伝える」実務で使いこなせるようになれるはずです。

10|FACTFULNESS(ファクトフルネス)(著者:ハンス・ロスリング、 オーラ・ロスリング 、アンナ・ロスリング・ロンランド)


タイトルにあるFACTFULNESS(ファクトフルネス)とは、データや事実にもとづき世界を読み解く習慣のこと。仕事を効率化し成果をあげたいと思ったら現状を正しく理解することが重要です。しかし人は、思い込みにより事実を誤って理解していることが多くあります。本書では教育、貧困、環境、エネルギー、人口など幅広い分野で最新の統計データを紹介しながら、世界の正しい見方を紹介しています。小難しい話が繰り広げられそうだが、ご安心を。本書には、GDPより難しい経済用語は出てこない上に、統計用語も「平均」より難しい用語は使われていません。私たち人間が何か選択しようとしたときは、かならずバイアス(思い込み)が働きます。ビジネスにおいても、これが正しいと思い選んでいるものは、実は単なる思い込みにすぎないかもしれません。思い込みではなく、事実をもとに行動するにはどうしたらいいのか、本書で答えが見つかるはずです。

いかがでしたか?実践的なものから概念的なものまでビジネスパーソンに役にたつ10冊をご紹介しました。「仕事を効率化すること」これはあくまで手段です。「効率化」を味方にして仕事で成果をあげる、プライベートを充実させるなど自身の人生をより豊かにしていってくださいね!

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