年末年始に読みたい!インプットにはおすすめのビジネス本・書籍10選【元旦はビジネス基礎力を強化しよう!】

新しい年に向けて、新しい自分に変わる。
と、言われても人間そんなに簡単に変わるというわけにはいきません。
しかし、そこに「知識力」という観点を入れれば、あまり知識力のない人間から知識力のある人間に変わることはできるのです。
ですので、今回は、そんなインプットにおすすめなビジネス本を紹介。
年末年始の自分磨きに、ぜひ活用してくださいね。

1|孫子(著者:孫武/岩波文庫)


やはりインプットに最適といえば、この孫子でしょう。
一つ一つのセンテンスが短く、またしっかりとその内容を感じることのできる最高のビジネス本です。
といっても、もともとは兵法書ですから、全部がもれなくビジネスに使えるとは言いませんが、少なくともかなり役にたつことは間違いありません。
しかも、表演的に感じたことだけでなく、読み込むごとに見えてくるようなことも。
ある意味、孫子の残した名言集のようなものですから、一度サラッとインプットした後、その味わいをしっかりと確かめていくような楽しみ方もできます。
また、ちょっとしたときに孫子の兵法をサラッと話すと、かっこいいですよ。

2|ネクスト・ソサエティ(著者:P・F・ドラッカー/ダイヤモンド社)


ビジネス本の著者として、知らない者のいないドラッカー。
ある意味21隻のビジネスパーソンとして、ドラッカーを読んだことがないというのはマイナスにこそなれプラスになることではありません。
そういう意味では、ドラッカーを読んだという経験がインプットされるといってもいいでしょう。
とはいえ、ドラッカーのマネジメントは内容も難解で、観念的なことが多いためなかなかサクッと読んでしまうというのは難しい人もいるでしょう。
しかし、このネクスト・ソサエティは、ドラッカーの未来予測。
いまの社会との対比を考えたり、ドラッカーの未来予測の正確さに感嘆したりしながら読めるのですから、なかなか読み物としても簡単に読めます。
一度サラッと呼んで、二回目でしっかりとその意味を感じるという読み方もできますし、ドラッカーを短期間でインプットするには、最適な一冊です。

3|できる人のお金の増やし方(著者:リチャード・テンプラー/ディスカバー・トゥエンティワン)


人間にとって大切なもの、お金。
お金より愛、お金より命、お金より平和な毎日とは言えど、やはりなくてはならないものであることは間違いなく、またほしいものであることも間違いはないですよね。
本書では、そんなお金の本質に迫ると同時に、どうしたらお金がたまるのかその方法を教えてくれます。
それは、大して気にしていない日常のちょっとしたことであったり、普段は見逃してしまっているものだったり様々なものですが、意識改革や自分を見直すことで、そう言ったものを見つける方法が書かれているのです。
それは、言い換えれば、ビジネスチャンスの見つけ方でもあります。
自分のちょっとした意識改革によって、見つかるかもしれないビジネスチャンスをつかむことは、ビジネスパーソンには重要なこと。
であるとどうじに、お金というもののために働いている人間にとって、お金の本質についてしっかりと考えておくことは、重要なインプット。
お金の本質に迫るということは、お金に使われる人間からお金を使う人間に変わる第一歩なのです。

4|35歳までに必ずやるべきこと(著者:重茂達/かんき出版)


ビジネスパーソンとしてまず知っておくことが何なのかご存知ですか?
グローバルマネジメント?それとも自己改革術?もしくはもっと高尚な経済学のようなことになると思いますか?
しかし、実際はそうではありません。
本当に大切なことは、ビジネスパーソンの基本的な在り方や、もっとベーシックな知識や常識だったりします。
この本は、ビジネスパーソンとして生きていくうえで、必要なこと、常識的な基本の部分について、まっすぐにしっかりと教えてくれる、ある意味必読の書。
色々なビジネス本は売られていますが、こういった基本について書かれているものは少なく、貴重。
もちろん、ビジネスパーソンにデビューしたばかりの若い人も、ベテランの人も、こういった基本をしっかりと押えることは何よりも大切なことです。
そして、当然内容も基本的なことですから、とても簡単で分かりやすい。
年末年始の休みに、自分のこれからのため、もしくはこれまでの自分を振り返るためにも、一度ん読んでみるといいでしょう。
何事も基本が大切。
それを知るという意味でも、かなり貴重なインプット体験になることは間違いありません。

5|筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法(著者:Testosterone/ユーキャン)


かなり変わってビジネス書で、それだけでサクサク読み進める異色の一冊。
というのも、この本を簡単に要約してしまえば、「どんなことであろうと、筋トレで乗り切ることができる」というもので、まさに荒唐無稽。
仕事も恋愛も、精神的な行き詰まりでも同じ。
とにかく筋トレとプロテインさえあればすべてが解決し、すべてが好転していくという、実際筋トレで成功したと豪語する社長が持論をぶちまけます。
しかも、これがかなり読みやすい。
内容が、一部バカバカしいとさえ感じるくらいの筋肉信仰ですから、それもまた面白いですし、文章自体がとても簡単なので、本当にサクッと読めてしまいます。
そして築くと、あれっという気づきがある。
確かに荒唐無稽な話なんですが、その一言一言に、心にグサッとくる力があり、気が付いたら筋トレしてみようかなという気分になります。
年末年始にこれをインプットして、ついでにプロテインをインプットしてはいかがでしょう。

6|成功のコンセプト(著者:三木谷浩史/幻冬舎)


やはり、自分の経験からビジネス書を書く人を選ぶとき、大事なのは知名度。
もちろん知名度の低い人のビジネス書にも、それなりに良いものはたくさんあるのですが、自分の経験を前に打ち出しているものは、やはり知名度がある方がいいものです。
というのも、その経験の思い出に、思い当たる節があるからです。
そう言った点で、この楽天の三木谷さんなどは、もってこいの人物。
本著の中で、楽天創業時の自分の経験などを語っているときも、その時の社会の事や、インパクトを実体験で知っていることは、本の読みやすさには大きな影響を及ぼします。
もちろんその経験談や考え方は、ビジネスパーソンにとって役に立つのは間違いありません。
実体験を伴った経験談や、その時の考え方などを確認しながら、あまりかしこまらずにさらっと読める、おすすめの一冊です。

7|起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと(著者:磯崎哲也/日本実業出版社)


ビジネスをしていくうえで起業を考える人も多いでしょう。
本著はそんな企業を考える人には、間違いなく役に立つ知識がたくさん詰まった一冊になっています。
しかし、企業に興味のない人にもかなり役立つものであることも確か。
というのも、自分のビジネスキャリアの中で、起業家と仕事をすることもあるでしょうし、企業仕立ての会社を取引先に選ぶこともあるはずだからです。
しかも、本の中の口調は砕けた感じで語られていますので読みやすさも抜群。
起業を考えている人も、起業した人の苦労を知る上でも、また、起業仕立ての会社を査定する時にも、間違いなく役に立つ企業に関する知識。
また、財務や会計、法律に税務など、普段は自分が経験しない業務についての知識が手にはいることから、会社内でのバランサーとしても重要な知識をインプットできます。
知識をインプットして、その使い道が幅広い。
そんな、手に入れた知識量に対するコスパの良い一冊になっています。

8|スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン(著者:カーマイン・ガロ/日経BP社)


間違いなく有名な人物、スティーブ・ジョブズ。
そしてそんなスティーブ・ジョブズにまつわる本の中でも、知名度の高い本であるのが本著。
最近の経営者や社長には、スティーブ・ジョブズを敬愛している人が多いですから、そう言った人との会話のネタとしてもぜひ読んでおきたい一冊です。
そして、もちろん内容はかなり面白く役に立ちます。
実際に行われた彼のスピーチをもとに、それがなぜ人の心を打ったのか、どうやれば彼のように効果的なスピーチができるのかという解説がなされます。
そしてそれはビジネスパーソンにとって大事なスキル、プレゼンテーション能力につながります。
ビジネスパーソンの中には、とにかくプレゼン手―ジョンに自信のない人が多く、その能力が上がる知識がインプットできるならこれに越したことはないですよね。
そして、もう一度言えば。
そんなことを抜きにしても、ここまで有名な著書になると、読んでおいたほうがいいことは間違いないですね。

9|タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?(著者:戸部田誠/イースト・プレス)


もう、題材がタモリさんというだけで、サクサク読めるのは間違いありません。
というのも、日本において、タモリさんほどその人となりから性格、動きや声を明確にイメージできる人間はそう相違ないですからね。
しかも、独特でわかりやすく面白いタモリさんの人生哲学は、まさにユニークそのもの。
これをビジネス本と呼んでいいのかはわかりませんが、仕事と人生についてしっかりと考えさせられることがビジネスの役に立たないなんてことはありません。
特に、ビジネスに強いプレッシャーを感じているような人にいいかもしれません。
タモリさんの心が軽くなる言葉、柔軟な思考、そして自分を緩く貫いていく思想はそんな仕事に対するプレッシャーをきっと吹き飛ばしてくれること間違いなしです。
まさに、年末年始の気分にちょうどいい、そんな一冊です。

10|バブル 日本迷走の原点(著者:永野健二/新潮社)


失敗から学ぶべきことは、本当に失敗から学べていたのか?
日本の経済史上ある意味最大の失敗ともいえるバブル経済からずいぶん経ちますが、私たちは本当にあのバブルの失敗を学ぶことができているのか。
いまだにバブル後遺症から脱却できない日本社会でビジネスを行ううえで、それは必ず知っておくべき知識。
この本は、そんなバブルの実態と、いったい我が世の春を謳歌していた日本の経済界はどんな失敗を犯してしまったのかということをしっかりと指摘してくれる一冊です。
特に、バブル世代は今や社会の中心人物。
これからそう言った社会の中心人物の心を読み、またその行動の規範や特徴を考えていくうえで、バブルを知らない世代はバブルをしっかりと知らなければいけません。
そして自分がバブル世代なら、本当にバブルから脱却できているのかを知ることができます。
お正月気分からの脱却も、この本で一気にできるのではないでしょうか。

ビジネス書は選ばない

選んでおいてこれはかなり問題発言ですが、ちょっと意味が違います。
それは何かというと、ジャンルや著者の社会的ステータス、そう言った目的意識を限定してしまいそうなものを、成るべき選ばず広く読んでいった方がいいということ。
思わぬ出会いや気づきは、意図的に呼び込むことはできないのです。

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