社会人が本当に読むべき!オススメの人気ビジネス本ランキングTOP10【2019年版】

年々刻々と変わるビジネス状況。
その中でやはり同じようにその時代のニーズを色濃く反映しているのが、ビジネス書だといって過言ではないでしょう。
もちろん中には、あ人間の心理に到達しうる内容であるため、時代性に左右されない名著もありますが、やはり変化のはやいビジネス界においては、移ろいに対応したビジネス書はかかせません。
ということで今回は、そんな2019年版のオススメビジネス本をランキングで紹介いたします。

1|お金2.0 新しい経済のルールと生き方(著者:佐藤航陽/幻冬舎)


まずは1位、となると、やはりおすすめしたいのはこの本。
世界の急速な変革の中で、人間の社会生活に欠かせない、その基盤とも言っていい「お金」の価値やありかたが、このところすっかり変わってきている。
そのように感じていらっしゃる人も多いのではないでしょうか。
それこそ、仮想通貨のように、国家の中央銀行を介さない通貨の誕生などその最たる例の一つですが、まさに今までの常識が通用しなくなってきています。
そんな社会の中で、今いったい何が起こっているのか、そしてこのさきどうなっていくのか。
そんな、先の見えない現代者界のお金にまつわる疑問について、とても分かりやすく、そして興味深く説明してくれているのがこの本なのです。
これまで社会は単一価値観の中で成熟してきました。
しかし、ネットの登場によって、世の中の価値観は分散化し、どれが正しい価値観であるかはそれぞれ個人が決めるという時代になっています。
そんな時代の背景をしっかりと把握し、そしてこれから先の時代を生き抜いていくためにある意味本書欠かせない一冊となっています。

2|最強のコピーライティングバイブル(著者:横田伊佐男/ダイヤモンド社)


コピーライティングを知るために必要な著作。
それは、コピーライターを目指す人間のみならず、一般の人にとっても、まさに金言の満載した名著がこの世には4冊ほどあります。
それが『ザ・コピーライティング』『伝説のコピーライティング実践バイブル』『ザ・マーケティング【基本篇】』『ザ・マーケティング【実践篇】』 の4冊。
このすべてを読めば、コピーライティングの基本のみならず、商売の本筋が見えてくる。
そう言っても過言ではない、コピーライティング界の歴史に残る名著を、なんと大胆にも要約し集合させ再構成したのが本書になります。
つまり、この本はコピーラオティングの分野において、そのすべてをあまねく網羅した「子ぴ^ライティング大全」といっても過言ではないほどのものだということ。
しかし、普通こういう無茶なことをすると、すべての良さをつぶして、やらなきゃよかった敵落ちになるもの。
ところが本書に限っては、そんな残念な結果になることはなく、4冊読むほどのプラスはないものの4冊読んでも得られない新しい展開を踏まえているあたり、一粒で二度おいしい舞著です。

3|電通マン36人に教わった36通りの「鬼」気くばり(編集:ホイチョイプロダクションズ/講談社)


かつてバブル期、日本に一大ムーブメントを生み出した謎のヒットメーカー集団ホイチョイ。
その名は、「私をスキーに連れてって」「彼女が水着に着替えたら」「波の数だけ抱きしめて」のホイチョイ三部作を思い出す人も「カノッサの屈辱」を思い出す人もいるだろう、時代の代名詞的モノでした。
そんな、バブル期よりずっと日本の働く現場を密続けてきたホイチョイプロダクションズが、満を持して発表したのが本書。
ここで、(いまさら)電通にスポットを当てるあたり、まさにホイチョイっぽいのですが、切り口の妙と言い、コンセプトと言いまさにホイチョイらしさのあらわれた読む価値のある一冊です。
そのコンセプトとは「どんな人も努力しないで必ず成功する気配り」
電通に成功術を学ぶというのですから、かなり実質的で、ガツガツ働く系のハウトゥかと思えばつまりは人づきあいのテクニック、もっと言えばよいしょ術。
まさにマジメに読んだら損をする、ホイチョイシステム。
バカバカしい悪ふざけの中に、ほんのちょっと真理が見え隠れるするそんな楽しい一冊です。

4|デキない人のお金の使い方 デキる人のお金の使い方(著者:柴田博人、竹松裕紀/CCCメディアハウス)


お金を増やす方法、その代表的なものとして皆が実践しているのが「ためる」という行動。
しかし、この本はそんなためるという行動を真向から否定し、本当にお金を増やすために必要なことは「お金を使う」ことだというスタンスから話を進めていきます。
しかも、ただ漫然と使いのではダメ。
そうではなくて、きちんと何かの目的とそしてこの本に書いてある包装句を用いながら、増えるように使うことが重要なのだというのです。
そうこれは、日本人の貯蓄神話に対するアンチテーゼ。
ただ貯めるだけではお金もつになれなくなってしまった、そしてこれからもその傾向が強まっていく日本にとって、欠かせない「増やす投資」を教えてくれる本なのです。
しかもネットの登場で、世間には情報があふれています。
有益な情報とうそ、詐欺、そして根拠のない価値の低い情報も含めて、様々が情報が飛び交う現代において、ある意味しっかりと、実績という紐のついた価値ある情報の一つとしてぜひ読んでいてほしい一冊。

5|セミナー講師の教科書(著者:立石剛/かんき出版)


今や、一つの職業としてしっかりとした地位を築きつつあるセミナー講師。
そのせいか、ある意味セミナーの乱立状態となり、ネットには怪しいセミナーも増えていますし、セミナー講師としてデビューしながらも結果を出せずに辞めていく人もたくさんいます。
そんな中、素人でもセミナー講師になれて10年は食べていけると銘打っているのが本書。
要はセミナー講師として活躍するためのノウハウについて書いてあるハウトゥー本なのですが、その念頭にあるのは、このセミナー講師乱立時代を生き抜くという目的であるところが本書のポイント。
セミナー講師の数は、ネットやSNSの普及もあって、間違いなく飽和状態を迎えていますし、今後も、かなりの過当競争が見込まれるのは言うまでもありません。
そんな時代の中で、今まさに苦しんでいるセミナー講師の方。
そしてそんな、セミナー講師群雄割拠の時代にセミナー講師として生きていこうと考えているニューカマーの皆さんも併せて、本書は必読の書。
セミナー講師で食べていく、そんな、将来に向けての第一歩となることでしょう。

6|最高のリーダーは何もしない(著者:藤沢久美/ダイヤモンド社)


リーダーとは先頭に立って組織を引っ張っていくものだ。
そんな昭和時代のマインドがいまだに日本のビジネス界には色濃く残っていますが、実際、現代のビジネスの現場でも同じことが言えるのか。
そこにスポットを当て、企業のトップへの綿密な取材を刊行して出来上がったのが本書。
そして、そんな日本のトップを行く約1000人以上の経営者の話しを聞いてたどり着いたのは、内向的で繊細な、心配性で臆病な、何もしないリーダーの姿。
細かく社員を統制し、その熱量で鼓舞して引っ張るのではなく、彼らがもっているのはビジョン。
魅力的でユニークで、発想力に満ちたそのビジョンを提示することで、社員や部下、スタッフたちを導いていける、それがなにもしないリーダたちの姿。
積極性や情熱、派手さといった価値が日に日に目減りしていく現代社会。
そんな現代社会において、当然経営者のその社会の構造の一部である以上、著者の言うような消極的で何もしないリーダー像が求めらえれているのかもしれません。
そしてそれが日本の新しい姿なのでしょう。

7|トヨタの強さの秘密(著者:酒井崇男/講談社)


トヨタという企業の強さ、それはビジネスの世界で生きていればいうまでもなく当たり前の事実。
日本企業が世界でどんどんと存在感を失っていくこの時代に、いまだに世界のトップをひた走るトヨタの強さの秘密は、これまで様々な観点から語られてきました。
まずは代表的ななものとして、カンバンなどに代表される「トヨタ生産方式」
つまりトヨタの工場に関することですが、もはやこれはもう、手あかのついてしまった当たり前の題材で今更目新しはありません。
同時に、トヨタの営業というものも、様々な媒体で触れられてきていますが、これもあり来たり。
しかし本書はそんなありきたりなトヨタ本とは違う、新しい観点での切り口が特徴で、しかもその中心軸は「トヨタが儲かるのはいい車を作るから」という、すがすがしいまでの原点回帰。
しかし、やはり本質はここにあるというのが本書の内容。
とくに、その中でも、すべての製品を生み出す、本社三河の「設計情報」こそがその良品を生み出すポイントであるとして注目。
モノづくりにおける「優れた設計情報」を作り出すことの大切さについて、しっかりと書かれた一冊です。

8|バイトを大事にする飲食店は必ず繁盛する(著者:大久保伸隆/幻冬舎)


いま日本は、バイトの質が会社の信用に直結する時代。
特に、ここ数年、ツイッターなどのSNSには、いわゆるバカッターといわれる若者たち、特に大手チェーン店のアルバイト店員による暴挙が相次いでいます。
しかも、その暴挙が、株価の下落など、本体に大きな損失を与える結果になっていることはご存知の通り。
それもこれもアルバイトの仕事量とその雇用の際のいわゆるアルバイト代が釣り合わず、アルバイト店員のモチベーションが低いのが原因という人もいます。
しかしそんななか、居酒屋チェーン「塚田農場」は別。
塚田農場には、アルバイト店員が募集をかけた途端にすぐに集まり、しかも、見た目にも楽しそうでやる気にあふれている店員ばかり。
またお店自体も、行列のできる居酒屋として繁盛しています。
アルバイト店員ときf業との間に大きな溝ができつつあるこの時代に、なぜ「塚田農園」はこのような活況を呈することになっているのか、なぜアルバイト店員は楽しそうなのか。
日本中の店主の知りたい答えが、ここにはあります。

9|会社の中はジレンマだらけ(著者:本間浩輔/光文社)


会社の中におけるジレンマ、それは排除してしかるべきもの。
しかし、会社のみならず人間社会というものは大なり小なり必ずジレンマを抱えていて、そしてその中で人間は活動していくものですよね。
取捨選択とは、何もかも手に入れる事ではなく、何かを手に入れるために何かを捨てること。
そんな人間社会の根本について踏まえたうえで、会社の中で繰り返されるジレンマと、そのなぞ解きをしてくれるのがこの本です。
特にジレンマとは、こうあるべきだという理論と、とはいえそうはならないという経験則の間によく起こりがちなもの。
そしてジレンマの解消とは、そういった食い違う甲斐弁をいかに上手に融合させていくのかという子が一番の課題で、この本ではそのことに徹底的に向き合っていきます。
会社でリーダーをしているような人には、その悩みの解消に役立つ本と言えますね。

10|戦略は歴史から学べ(著者:鈴木博毅/ダイヤモンド社)


歴史を学べば現代が見えてくえる。
と、言うのはさすがにい使い古された表現ではありますが、社会の構造が大幅に変化し、追いつけないようなスピードで栄枯盛衰が繰り返される現代においては、なかなか難しいことでもあります。
というのも、歴史のどの部分なら、時代によらない参考ポイントになるかの船体が難しいからです。
そこで、そんな、歴史のどの部分から何を学びどう生かしていったらいいのかについて、その事例からポイントまでしっかりと教えてくれるのが本著。
しかもその幅は古代ギリシアから湾岸戦争までという幅広さ。
そんな歴史上繰り返されてきた様々な戦争とその記録、そしてそこで活躍した偉人たちの戦略は現代にどう生かされるのか。
ビジネスパーソンならず、歴史愛好家でもしっかり楽しめる一冊です。

ビジネス本で時代をつかむ

今の社会は、本当に時代の変化の速い時代です。
そんな中、ビジネス本というのはそんな社会の変革の中で、その変革の要点をとらえて解説するという役割があるので、時代を把握するテキストとしては最適。
今はどんな時代なのか。
それが知りたければ、ビジネス本を読む、そんなルーティーンができるといいかもしれませんね。

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