2017年現在、アニメはまさに飽和状態!様々なジャンルのものが、数多く存在しています。人により好みのジャンルは違うといえど、やはり一度は見ておくべき名作は名作として存在しています。今回はアニメ映画やシリーズから必ず見て欲しい作品をピックアップしました。
誰もが名前を聞いたことがあるような作品から、少し埋もれがちな作品まで幅広く紹介します。アニメを見たくなった際に参考になれば幸いです!
今日紹介するのは以下の作品になります。
- 涼宮ハルヒの消失
- Fate/stay night
- 銀の匙
- マクロスF
- サマーウォーズ
- もののけ姫
涼宮ハルヒの消失
アニメを見る人で「涼宮ハルヒ」の名前を聞いたことがない人は少ないでしょう。京都アニメーションという一会社をとんでもなく有名にした作品であり、アニメ文化の裾野を広げた作品といっても過言ではないと思います。元々はライトノベルが原作であり現在〇巻まで発売しています。アニメシリーズは「涼宮ハルヒの憂鬱・溜息」を中心に作られた内容になっています。
長編を30分枠にコマ切れにして放送しているのと、短編が間に差し込まれるのが特徴的な作りです。なので良くも悪くも、ストーリー全体を味わうのは難しいのがアニメの内容になっています。それに対し映画化された「涼宮ハルヒの消失」は涼宮ハルヒファンの中でも評判のいい内容の上、映画なのでストーリーが途切れることなく楽しめます!タイトル通り「涼宮ハルヒが北高にいなかったら」というifストーリーで進むのですが、そこは涼宮ハルヒ。視聴者がついていけなくなるほどの超展開で話が進んでいきます。ちなみに消失でのみ存在する「長髪ハルヒ」は一部のファンの間でかなりの人気を博しています。その上、この映画ではヒロインがほぼ別のキャラクターになるというとんでも現象も。ラスト付近ではファンのみならず涙腺が刺激されること間違いなし。「涼宮ハルヒ」という世界観を味わうにはうってつけの傑作アニメ映画ですよ!
Fate/stay night
Fateシリーズは現在アニメだけでも「Fate/stay night」が2度、「Fate/Zero」という別の時系列の話が1度アニメ化されている人気作になります。劇場版「Fate/unlimited blade works」や、2017年公開予定新作もあり、今なお人気の高い作品です。どの作品も世界は共通であり、ルート分岐が違ったり、時系列が違う作品になっています。色んな展開やお話、メディアが多すぎて、このシリーズが好きな人でも、好みの作品が違ったりキャラクターが違ったりしてしまいます。そんな多岐に渡るFateシリーズの根幹をなすのが「Fate/stay night」です。
災害を生き抜いた衛宮士郎が願いをかなえてくれる聖杯を巡る魔術師の戦争「聖杯戦争」に巻き込まれてしまうのが物語の始まりになります。主人公:衛宮士郎とヒロイン:セイバーの二人が中心になるストーリー展開は、いくつもの驚きと人生について考えなければならない重さを含んでいます。この話を元にして、他のヒロインルートや過去編に行くのがベストでしょう。
「Fate/stay night」の一番の特徴は過去・現在・未来を含めたすべての時系列の英霊たちが多く登場することです。この英霊たち、日本でも有名なギリシャ神話の「ヘラクレス」から一見すると誰だかわからないような英霊まで色々な存在がいます。未来の英霊なんて設定がついた日には、もはや誰だかわかりませんよね……。英霊たちのパワーは絶大であり、普通の人間には関与できない戦闘シーンが多く繰り広げられるのも見どころの一つです。時代を越えて英雄たちの戦闘が見れるんですから、それだけでワクワクですね!
さらに、英霊とは言っても負の側面を強く持った英霊を存在します。これにより物語にさらなる深みが加わります。人が何かを為すためには、どんな努力や犠牲が必要なのかをありありと見せてくれるお話です。聖杯を巡る英霊同士の戦闘と聖杯を手に入れるため画策する人間たちのお話なので、基本的にダークです。その中でヒロインたちの強さや可愛さがまた光り輝く作品です。色々な英雄を知ることは面白いですし、キャラクターたちの人生を調べて見るのも一興です!
銀の匙
「銀の匙 silver spoon」は北海道の農業高校を舞台に、主人公;八軒勇吾の生活を追っていく作品になります。今まで2度アニメが制作されていて、マンガはまだ連載中です!魔法や超科学の力が大暴れするアニメが多い中で、この作品は農業高校の生活について時にコミカルに、時にシリアスに描いてくれています。農業高校の生活なんてつまらないんじゃないの?という思惑を外れて、八軒が経験する生活は刺激的です。
入学当初はやる気もなく、農業高校自体をどこか下に見ていた八軒も個性的なキャラクターたちに囲まれて徐々に色々なことを体験していきます。魔法やSFのような派手なシーンは一切ありません。その分、人間関係や人が生きていく上で大切なものを日常を通して教えてくれる稀有な作品になっています。
農業や畜産のような一次産業は地味や大変なイメージばかりが付き物です。ですが、一次産業というだけあって、その仕事をする人がいなくなってしまったら、私たち現代社会の生活は立ち行かなくなってしまいますよね。あまり実感していない一次産業の大切さを肩ひじを張らずに教えてくれる名作アニメです!このアニメを見て、普段口にしている食品や食材がどのようにして作られているのか実感することができます。八軒が今まで大事に育てていたブタを食品に加工する過程での葛藤は、食材が生き物であったという感覚のない人間すべてが思うものではないでしょうか。社会生活に疲れてきた大人が見てもリフレッシュできる内容ですし、何よりまだ成人していない子供にも見て欲しい内容になっています。青春にはつきものの恋愛も地味にじわじわ進行します。八軒がどんどん成長していく様子を見守りましょう!
マクロスF
マクロスシリーズは「マクロス・三角関係・歌」を主軸に様々なストーリーが展開するSF・ロボットアニメです。そのシリーズは2017年現在で「超時空要塞マクロス」「超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-」「マクロスプラス」「マクロス7」「マクロス ゼロ」「マクロスF」「マクロスΔ」の7作品があります。その中でも一番おススメしたいのが「マクロスF」になります。どの作品でも主軸である「マクロス・三角関係・歌」は描かれているのですが、「マクロスF」がそのテーマに沿いつつ一番エンターテインメント性が高い作品になっています。
アニメ放送分で全25話、劇場版2部作があります。時間がある方にはぜひアニメ放送版25話を見ていただきたいです。忙しくて中々時間が取れない方には劇場版2部作をおススメします。劇場版では大まかなストーリーは変わらずアニメ版を濃縮したものを見せてくれます!
「マクロスF」では主人公;早乙女アルトとヒロインである歌姫二人:シェリルとランカが物語の中心になります。歌姫二人がヒロインであるおかげで、他の作品と比べても歌の登場が多く、マクロスシリーズを知らない方でも楽しめる内容になっています。また魅力的な歌姫たちの登場で三角関係の部分とマクロスを使っての戦闘シーンの対比がさらにはっきりします。「マクロスF」ではヴァジュラという生物が敵対生物として描かれているのですが、彼らが襲ってくる理由も謎に包まれており、物語が進むにつれて徐々に解明されていきます。話の展開はとても王道的です。そこに歌と歌姫の人間関係を絡めたのが「マクロスF」の一番の特徴になっています!
アルトや歌姫二人がそれぞれの考えで進んでいくのもみもの。色々な考えに触れながらマクロスの世界を楽しみましょう!
サマーウォーズ
「サマーウォーズ」は2009年公開されたアニメ映画になります。映画館での上映以外にも、テレビでの再放送なども多いので見たことがある人も多いはず!タイトル通り作品も夏を強くイメージさせる内容なので、夏休みには定番になってきている感さえあります。
舞台は近未来の日本。今よりさらにインターネットが発達している時代です。「サマーウォーズ」では世界中の人々が集うインターネット上の仮想世界OZ(オズ)が存在しています。これが一番の特徴で、世界中の人が自分のアバターを操って、ショッピングやゲーム、さらには、納税や行政手続きなどの公的なサービスもできるようになっています。
もうここまでくると仮想世界に住んでいるに近い存在感ですよね!ですが、そうなると怖いのはハッカーやコンピュータウイルスなどによる仮想世界の浸食です。
仮想世界で色々なサービスがあるということは、その分多くの人の情報も含まれてしまっています。OZは世界一安全なセキュリティによって守られていたはずなのですが、主人公が間違ってそのセキュリティーコードを破ってしまうことから話は始まります。
長野県をイメージにした舞台で城下町の町並みは日本の原風景を感じさせる風景は日本人なら誰でも懐かしさを抱くようなものになっています。その都会と言い切れない場所を舞台に主人公の健二が、インターネットの登場で薄れてしまった人と人との繋がりを感じ、その人々を守るために成長する青春映画です!最初は引っ込み思案で、自信のなかった健二が憧れの先輩やその家族と時間を共に過ごすことで変わっていく姿は劇的ですよ。ひと夏の恋は続かないと言われることもありますが、健二たちの関係がどうなっていくのか非常に楽しみ見ることができます。夏らしい爽やかな青春と家族の繋がりを感じるにはうってつけの作品です。希薄になりがちな家族や親せき関係を、この映画を機に見つめなおしてみるのも面白かもしれませんよ!
や上田電鉄別所線などを描く。上田市には細田の妻の実家があり、訪れた際に抱いた「日本の原風景」のイメージを投影することを考えた。細田は「当時既に両親を亡くし自らも一人っ子だったため、妻の親類の家族の繋がりに深い感銘を受けた」と語っており[2]、妻の親類が物語の中核をなす陣内家のモデルとなっている[3]。作中の陣内家のモデルは真田氏である。舞台は、近未来的に高度に発達したインターネット、高度なネットワーク技術を持った人物が登場する世界である。
もののけ姫
今さら紹介するまでもないですが、やはりジブリ作品は見逃せない!ということで、名作ぞろいのジブリ作品の中でもメッセージ性の強い「もののけ姫」を選ばせてもらいました。
「もののけ姫」は1997年に公開された作品になります。20年も前の作品になりますが、描かれる世界の綺麗さや圧倒的なストーリー性は少しも古臭さを感じさせません。「もののけ姫」のキャッチコピー「生きろ」とヒロインであるサンが描かれたポスターの印象は今でも焼き付いております(笑)。よくテレビ番組で見るようになった米良美一さんを一躍有名にしたのもこの作品です!米良さんの歌う主題歌「もののけ姫」は男性の声とは思えない高音でもののけ姫の世界観を見事に表現したものになっています。
舞台は室町時代付近の日本です。主人公:アシタカがタタリ神から呪いを受けてしまい、その呪いを解くために旅立つのが話の始まりになります。室町時代といえば、今でも名剣と呼ばれる数多くの刀剣が作られた、鉄鋼が盛んな時代です。鉄を鍛えるためには多くの鉄鉱石や、それを鍛える火、綺麗な水が必要になります。つまり、人に必要な鉄を作るために自然を壊すようになった時代を表しています。「もののけ姫」では、もののけと一緒に育ったヒロインであるサンとそれに対立する人を救うために自然を壊すエボシ、中立的なアシタカという三すくみのような状態で話が進んでいきます。中立的な立場にいるアシタカだからこそ見えてくる、人に必要なもの、人が壊してしまったもの、どちらについても深く考えさせれれる作品になっています。子供の頃に見た時と、大人になってから見るのではまた違う感想をもつアニメ映画です。家族一緒に見れるのもジブリ作品のいいところですね!
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