読書によって新しい目標や人生への考え方が固まるというのはよくあることです。
そしてそれは、何も小説や自己啓発本だけではなく、様々な書籍から、そのような気付きや転機を得られることはあるのです。
ということで今回は、ジャンルを問わず人生に影響を与える本をチョイス。
自分の人生を振り返るときのために、一度読んでみるといいかもしれません。
1|新しいキャンプの教科書(編集:SREPCAMP/池田書店)
いきなりおすすめするのが、この新しいキャンプの始め方について書かれた本。
そう、人生の大事なことでも、何らかの啓発でもなく、ただキャンプについて書かれた本であり、よくある、こういうふうにキャンプをしましょうという手ほどきです。
しかし、こういう趣味の本を今まであなたは読んだことがありますか?
今、趣味のない人が増えているとも言いますし、こういう人生をかけて楽しめる趣味を始めるための本を読むことも、間違いなく人生の天気になる出来事です。
2|明日の幸せを科学する(著者:ダニエル・ギルバート/ハヤカワ・ノンフェクション文庫)
人間の幸せとは何か。
そんなある意味永遠の命題について、ハーバード大学の教授がしっかりと、しかもジョークを交えながら解明していくというかなり変わった趣向の本。
しかも、このダニエル。グルーバーとはその毒舌ぶりで有名なひと。
心地よい毒舌の解説を読みながら人生の幸せについて、しっかりとした論理的思考を持って考えてみる時間というのが、あなたの人生に与える影響は少なくありません。
3|特殊清掃 死体と向き合った男の20年の記録(著者:特撮隊長/ディスカヴァー・トゥエンティワン)
高度に進んだ社会である日本の、その裏の実態。
清掃という形で「掃除」されてしまう人間の命と、その生命が生きた証、つまり人生そのものについて淡々と記した作品です。
いわゆる、遺体などの清掃をする仕事の話ですが、過度にグロテスクにならない所が本書の良いところ。
むしろ、きっちりとした読みやすい文章であるため、スラスラと読めて読後の不快感などはなく、ただ、社会のある一面の真実としてこういう状況が存在することを認識できる一冊。
人間の命と社会について考えさせられます。
4|夢の叶え方を知っていますか?(著者:森博嗣/朝日新書)
著者は、日本を代表するSF作家である森博嗣。
彼は、自分の庭に鉄道を走らせたいという夢を小学生時代に抱いて以来、その夢を叶えるべく日本の分断のトップランナーとなったそんな変わった経歴の持ち主です。
現在は、その夢を叶え、悠々自適の毎日を送っている筆者。
そんな筆者が私たちに教えてくれるのは、金でも名誉でも社会的な成功でもない。ピュアで素直な夢があるからこそ成し遂げることができる満ち足りた人生の形。
夢という言葉の真意を考えさせられる一冊です。
5|憲法の無意識(著者:柄谷行人/岩波新書)
戦後70年、一度も改正されずに着た日本国憲法。
この本はそんな日本国憲法の改正の是非を問うものではなく、もっと根本的な根源の問いを投げかけてくれる名著です。
時代の流れの中で、現在は一番憲法の改正が近づいている時代と言ってもいいでしょう。
そんな時代を前に、個々別々の条文の改正やその堅守を訴えるのではなく、一体憲法とは何なのか、日本人にとってどうゆう位置づけにあるのかを学ぶことも重要なこと。
まさに、日本人として大事な気づきです。
6|生き方 人間として一番大切なこと(著者:稲盛和夫/サンマーク出版)
京セラとKDDIを興した、日本の経済界の巨人稲盛和夫。
そんな、押しも押されもせぬ日本を代表する偉人が、その生涯を通してたどり着いた人生哲学について書かれているのがこの本です。
とはいえ、コレは成功マニュアルではありません。
成功の頂点を極めた人間だからこそわかる、より良い人生を生きるための、助言、そうアドバイスです。
人生を極め、そして人生を楽しんで、以下によりよい人生をまっとうするべきなのか。
若い世代の人達にぜひとも読んでほしい一冊です。
7|東大を卒業して20代で考えておきたかった 「生きる力」のつくお金の本(著者:加藤ゆり/マガジンハウス)
お金というものは、現代社会で生きるには欠かせないもの。
それは一番とまでは言わなくとも、相当に上位にランキングする、生きていくには欠かせない大事なものと言っても過言ではありません。
しかし、私たちは学校でお金についてほとんど何も学んでないのです。
コレほど大切なものであるにもかかわらず、何も学ばずに来てしまったお金についてのあらゆる事、この本にはそんなお金の基礎が書かれています。
生きていく上で避けて通れないお金についての知識、まさに人生を変える一冊です。
8|うまくいっている女性が実行している カラダと心を整える習慣(著者:山本ケイイチ/ディスカヴァー・トゥエンティワン)
人生において、いかに健康が大切であるのか。
それは若い人がほとんど意識することがなく、また、年をとるに連れて嫌になるほど認識させられてしまう、ある意味人生の真理です。
しかも最近は心の病が大きく社会でクローズアップされてもいます。
ですから、こういった本は、まさに人生をよりよく生きるための糧となる本。
一度小心と体の健康について、しっかりと認識しておく必要があるのです。
9|バカの壁(著者:養老孟司/新潮社)
言わずとしれた大ベストセラー。
人間の思考と、脳の作用の中で当たり前に起こっていることをしっかりと論理的に指摘してくれる心地よい本です。
その特筆すべき点は、圧倒的な説得力。
今まで不思議で仕方なかったことや、自分お失敗、そして社会のあらゆることについて、何となく腑に落ちるという貴重な体験のできる本です。
10|夢をかなえるゾウ(著者:水野敬也/飛鳥新書)
こちらも言わずとしれた大ベストセラー
神である象ガネーシャとの、奇妙な生活の中で、人生の真理やその内面について、本当に簡単な事柄から迫っていく、物がたりとしても楽しめる本です。
まさにコレこそ、人生を変える本。
些細なことの積み重ねで、人間は変わることができると教えてくれる一冊です。
なんでもいいから本を読む
本という媒体には、様々な情報が詰め込まれています。
そして、人生とは、自分が持っている情報をいかにして使うのかが、その成功と幸せの秘訣。
それがたとえアウトドアライフのガイドブックでも。
あなたの人生を変えてくれる一冊になり得る力を持っているのです。
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