家庭菜園の初心者なら読むべき!おすすめの本・書籍8選【ベランダ栽培・プランター菜園編】

家庭菜園を作りたい!
と思っても、おうちに庭がなかったり、貸農園が遠くてとても通えないという人は結構いらっしゃっるのではないでしょうか。
むしろ都会だとそういう人の方が多いかもしれません。
でも、採りたての野菜を食べたり、そんな野菜を自分の手で育てたりというのは、一度は体験してみたいですよね。
そこで今回は、ベランダ栽培の基本であるプランターなどを造った家庭菜園に焦点を当てて、そんな人にぜひ読んでもらいたい本を集めてみました。

1|菜園生活パーフェクトブック(著者:藤岡成介/日本インテグレート)


まずは何はともあれ基本です。
そこで何を造ろうと考えていたとしても、特定の何か作物を考えていたとしても、最初は基本的な家庭菜園の知識がないといけません。
というのも一口に野菜を作るといっても、様々な知識が必要になってくるからです。
きっと、何も作ったことのない初心者であれば、家庭菜園をするために必要な資材をそろえることもなかなか難しいはずです。
そんな、基本的知識をしっかりと紹介してくれるのがこの本。
どんな資材が必要でという基本的なことから始まり、実は野菜栽培に一番といっていいほど必要な成育カレンダーなど、これがあればというものがだいたいそろっています。
写真が大きくて見やすいのも、おすすめポイントですね。

2|ここまでできる!ベランダでコンテナ菜園(著者:淡野一郎/家の光協会)


さぁいざベランダ菜園に取り掛かろう。
そう考えたときに、自分の作りたい野菜の作り方が良くわからないのでは、いくらベランダ菜園の基本を学んだところで、何の役にも立ちません。
そう、野菜の作り方というのは、すべて同じではないのです。
そんな時に役に立つのが本書、なんと全部で75品目の育て方がもうあされているというのですから驚きですよね。
もちろんみなさんおなじみのキュウリやトマト、ナスから始まり、アイスプラントなどという珍しい植物、緑のカーテンにもなるもの等見ているだけで楽しめるくらいです。
なかでも、ゴボウやダイコン、スイカなど、そんなものがベランダ菜園で作れるの?と本職の農家ですら思ってしまいそうなものまでもが、その作り方と共に乗っているのです。
ですので、よほど変わったものを作りたいのでなければ、これ一冊でかなりベランダ菜園マスターに近づける本といってもいいでしょう。

3|ベランダ寄せ植え菜園 自然の力を借りるから失敗しない(著者:たなかやすこ/誠文堂新光社)


ベランダ菜園の方法にもいろいろなものがありますが、同時にベランダの広さにもいろいろあります。
プランターをいくつも並べて、様々な種類の野菜をずらっと作ってしまえる一軒家の大きなベランダもありますし、こじんまりとした集合住宅のベランダも当然あります。
特に、こじんまりとしたベランダでは、どう頑張っても一種類の野菜しか育てられないといった悩みが出てくるものですよね。
そんな時参考にしたいのがこの本です。
なんとこの本は、種類別にプランターを分けて野菜を作っていくというのではなく、ひとつの鉢に作物を寄せ植えにして植えていこうという新感覚のベランダ菜園を提案してくれているのです。
よくよく考えれば、小さなベランダということは、そんなに大家族で住んでいるというわけではないのですから、寄せ植えでいろんなものがちょっとづつ楽しめるなら、確かにそれがベター。
内容もがちがちの指南書というよりは、おしゃれな雰囲気で楽しんで読める家庭菜園の本という感じで、別に変えてい菜園を造る予定がなくても楽しめるレベル。
一度読んでみる価値はありますね

4|永田農法でつくるベランダ・屋上菜園(著者:永田洋子/水曜社)


日本で農業をやっている農家で知らないものはいないといっていい永田農法。
力件農法とも言われ、野菜や作物の持つ力を現界にまで引き出して、肥料などを成るべき与えない過酷な環境での作物栽培のことを言うのですが、これが本当に難しい。
出来上がったものは、確かにおいしいのですが、そこまでたどり着くのに何度失敗を……というくらいのものです。
しかし、そんな永田農法をベランダ菜園に応用して、べらんっだで出来る永田農法について書かれているのがこの本なのです。
しかもベランダ菜園ですからプロ向きではなく一般向きの内容。
本来とても難しくてなかなかうまくいかない永田農法も、一般のベランダ菜園をターゲットにして再編成したら、本当にわかりやすく簡単になってしまうのです。
ですので、これからベランダ菜園を始めようとする人はもちろん、これまで何度も永田農法に取り組み続けた人にも、そして何度も失敗してきた人にこそお勧めの本。
一部のプロの間で飲み親しまれて永田農法の完全一般向け版として、しっかりとした価値のある本です。

5|はじめてでもできる!ベランダですずなり野菜 深町貴子のECOガーデン(著者:深町貴子/カンゼン)


野菜といっても世の中にはたくさんあります。
その分類として大きなものの一つに、大根やきゃべつのような採りきりの野菜とトマトやきゅうりのような継続して収穫できる野菜というのがあるのはご存知だと思います。
もちろんどちらも育てて楽しいですし、採りきりの野菜を大事に最高品質に高めていくのはマニアックな趣もあってなかなか奥深い味わいがあるものです。
しかし、やはりそれはどちらかというと玄人の楽しみ方。
やはり初心者としては、一株の野菜から収穫が何度もできる方がやっていて楽しいと思ってしまいますよね。
そこでお勧めしたいのがこの本。
ただ何度も収穫できる野菜というだけではなく、一つの株に収穫できる作物が鈴なりになるものを集めたそんなベランダ菜園の本になっています。
特にこういうものはお子さんのいる家庭には最適な作物。
何度も収穫できる野菜は、子供が収穫を日課にすることもできて、野菜を育てる喜びを子供にも知ってもらえるいいチャンスになること間違いなしです。
中でも、芽キャベツなんか、きっとその出来方に驚くことでしょう

6|かんたん水耕栽培 決定版!


ベランダ栽培の一つの方法として、今注目を浴びている水耕栽培。
じっさい、家のベランダまで土を買ってきて運ぶ作業というのは土になれていない人にとってはかなり面倒で、その段階でベランダ菜園をあきらめてもおかしくないくらいのハードルですよね。
そんな人にも、水耕栽培ならばその心配はありません。
そんなお手軽で、ちょっと面白くもある水耕栽培にチャレンジするならば、参考したいのがこの本。
一般的に水耕栽培というと、葉物野菜のようなお手軽野菜しか育てられないと思われがちですが、この本を読めば、メロンにスイカにパパヤイからカボチャなども育てられます。
しかも、土の中にできるはずのジャガイモまでそだててしまおうというのですから、もうこれはかなり実験めいたベランダ菜園。
しかも、しっかりできてしまうのがすごいところ。
ですから、もちろんおうちで食べる野菜を収穫するという目的もいいのですが、子供の自由研究なんかにはこれ以上の物はないと思いますね。

7|ひと目でわかる!図解「生ゴミ堆肥」ですてきに土づくり(著者:門田幸代/主婦と生活社)


せっかくベランダ菜園を作るのであれば、その肥料もベランダで作れるといいですよね。
しかもその肥料が、家庭で出される生ゴミをもとに作られるとしたら、こんなに経済的でエコな話はありませんし、実は生ごみで出来ていると言えそれはいわゆるたい肥ですので野菜の生育にとても良いものなのです。
特に化学肥料を使わないやり方で、という人にはもってこい。
そこでお勧めなのがこの本。
カドタ式土のう堆肥という方法で、家庭で簡単にできてしかも安全な生ごみたい肥の作り方を全国に広めている著者が記した堆肥の作り方完全版というべき本です。
基本的に、農業にとって一番大切であり、また一番ハマってしまう「土づくり」というものはベランダ菜園ではなかなか楽しめない物なのですが、これならば存分に楽しめます。
しかもその材料は生ごみ。
ベランダ菜園での野菜作りに、土作りという農業の基本をしっかりとくわえていくには、この方法がある意味ベストといっても過言ではない、そんな方法を教えてくれる本。
肥料ができるまでをきちんと体験できる、食育にも役立つ一冊です。

8|育てて味わうベランダ野菜レシピ(著者:たなかやすこ/グラフ社)


やはり最後はこれで締めたいそんな一冊。
ベランダで野菜を造れば、最期に待っているお楽しみは言うまでもなくそれを収穫して、そしてそれを食すという食べる喜びですよね。
とはいえ、いつもトマトはくし切りにして生で、キュウリはサラダの一部でというのでは物足りない。
せっかく自分で作った野菜なんですから、それが口に入るその瞬間まで自分の手でしっかりとおいしくしてあげたいというのが人情というものです。
で、この本には、その収穫した野菜で作れるレシピがついているという優れモノ。
しかもその内容は、おしゃれなイタリアンからしっかりと和の趣を感じられる本格和食、そして家庭のほっこりするおふくろの味まで色々楽しめます。
あくまで、菜園で作っているのは食材。
その食材を最後までしっかりと大切にして、そして、感謝を込めて口に運ぶまでを手を抜かずに楽しむ。
それでこそ、ベランダから台所までの狭いサイクルの中で完成する、自然そのものの姿です。

家庭菜園をあきらめない。

ベランダで野菜作ってもそんなにいろいろできないだろうなぁ。
そんな風に思って家庭菜園をあきらめる人は多いと思いますが、今回ご紹介してきた本を読めば、ベランダ菜園もひとつの農業の形としてしっかりと楽しめることがわかっていただけるはずです。
ですので、ぜひベランダ菜園に挑戦してみてください。
そのベランダが農地に変わる可能性、放置しておくのは、もったいないですよ。

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