農家だからオススメできる!人気の料理・レシピ本10選【初めての調理だって誰でも簡単に!】

野菜をおいしく食べたい!
となったとき、野菜をふんだんに使っているレストランに行くのもいいですが、ここは一つ自分で料理してみたいですよね。
そこで、今回は、そんな野菜をおいしく食べるコツを野菜のプロ、農家の目線でご紹介。
やっぱり農家としては、作った野菜はよりおいしく食べていただきたいですし、農家の食卓は、とにかく毎日のように野菜がありますからね。
また、レジピノ紹介は料理レベルに合わせて作っていますよ。

初心者の方に読んでもらいたい人気の料理・レシピ本

1|ゆる自炊BOOK(著者:オレンジページ/オレンジページ)

まずはほとんど料理の出来ない初心者の方に役立つレシピ本から。
この本は、いわゆる簡単に自炊をする方法について書かれているのですが、いわゆる手抜き料理のやり方ではなく、まずは料理の基本についてしっかりと教えてくれる本です。
そうそれは「炒める」「煮る」「焼く」など基本中の基本についての説明。
切り方の説明から冷凍保存の仕方など、まずはこれは知らないとほかのレシピ本を読んでも「?」がたくさん浮かぶ状況になってしまうぞ、といった基礎中の基礎が学べます。
しかも、そんな初級テクで作ることのできるれしプがたくさん、当然野菜レシピも充実。
とくに、腐りかけの野菜に関して書いてある部分は、冷蔵庫うでカピカピのシワシワになった野菜が食べられるのかどうかについて詳しく解説してあって、これは農家もちょっとためになる内容。
最後まで野菜をしっかり食べることができて、GOODです。
とにかくまだ何にも料理をしたことがない、したいとは思っていてもめんどくさい、そもそもやり方がわからないという人は、この本で作って食べるの楽しさを知ることから始めてみてくださいね。

2|世界一美味しい煮卵の作り方(著者:はらぺこグリズリー/光文社)

意外に知られていないことですが、卵も農家の領分です。
いわゆる養鶏業者だけではなく、野菜の直売所などに行くと農家の出している卵って結構ありますよね、というのも、かつては鶏の卵って農家が庭先で作っていたものだからです。
というわけでお勧めしたいのが、この本。
世界一美味しいというのだから、きっと難解なレシピがそこにあるのではないだろうか?と思われる人もいるかもしれませんが、そんなことは全くありません。
それどころか、この本で紹介されているのはかなり初心者向けの、手抜き料理に近いものもあります。
なにせ、この本の著者であるはらぺこグリズリーさんは、有名ブロガーとしても活躍していらっしゃる「手抜き料理研究家」なのです。
とはいえ、手抜き料理の中には、農家もうなる料理テクはたくさんあります。
なにせ、すべてがシンプルな料理ですから、手抜き料理=素材のうまさをしっかりと堪能できる料理なのだと感心させられるレシピたち。
そして、材料もどこにでもあるありふれたものばかり。
簡単で、手早くできて、そして料理初心者でもしっかりと素材の味を堪能できるレシピですので、ビギナーには最適です。

3|つくおき~週末まとめて作り置きレシピ~(著者:nozomi/光文社)

つくおきとは、作り置きのこと。
そうつまりこの本に書かれているのは、いつも忙しい人向けの、休みの日にまとめて作って作る置きができる料理のレシピです。
しかも、このレシピの良いところは、とにかく道具がシンプル。
どこのご家庭にでもあるだろうふたくちコンロと大小の鍋、フライパンがあれば作れるものがほとんどで、時々レンジとオーブンは必要ですが、それでもそこまで。
ジューサーだのミキサーだの、なんとかだのかんとかだのは一切必要ありません。
また初心者にとって中級者になる一番の難関である、平行調理(同時に二つの作業をすること)のやり方もしっかり教えてくれるので、初心者からのステップアップを目指すうえでぜひ読んでおきたい一冊。
作り置きの内容も野菜をふんだんに使ったものがたくさんありますし、基本的に野菜を使った煮物や炒め物は作り置きをしてはじめて味に深みが出るものが多いのも事実。
特に野菜がふんだんにある農家の食卓には、野菜の作り置き総菜が結構出てくるものです。
ある意味野菜のうまさの底力を知る、作り置き専用レシピ本ですね。

中級者の方に読んでもらいたい人気の料理・レシピ本

4|からだにおいしい 野菜便利帳(著者:板木利隆/高橋書店)

こちらはシリーズ累計120万部という料理本の世界での大ベストセラー。
本職のシェフの方も読んでいるといわれる、野菜料理の極意を知ることのできる、まさに野菜について書かれた料理界の野菜百科事典というべき一冊です。
証拠に、紹介する野菜の種類はなんと100種類以上。
野菜、穀物、山菜、キノコ、果物、香草など様々なジャンルの野菜が紹介されそれを使ったレシピがふんだんにあるという、至れり尽くせりの一冊です。
ただ野菜を料理するだけではなく、その野菜に適した調理法の解説から野菜同士の取り合わせ、産地、旬、栄養成分、新鮮な野菜を選ぶコツ、保存方法から、安全性を高める調理方法など盛りだくさん。
まさに野菜を極める野菜マイスターへの一歩になり得るほどの充実ぶりです。
しかも、レシピ自体は、それほど複雑でもなくけっこう簡単なところが中級者向けのゆえん。
写真が多くわかりやすい作り、そして豆知識や、野菜の目からうろこなちょっと思いつかないようなおいしい食べ方など、読み物としての魅力も十分。
さすがに120万部を売り上げるだけのものはあると感心させられます。

5|いちばんやさしいフランス料理(著者:音羽和紀/成美堂出版)

フランス料理といえば、まさに料理上級者の料理。
しかし実はフランス料理といってもその幅はとても広く、中には中級者レベルでもじゅうぶん作れるレベルの物はたくさんあるのです。
しかも、意外にその材料として野菜をふんだんに使うというのも、フランス料理の特徴の一つ。
ですので、自分の料理の幅をワンランクあげるためにも、この本でフランス料理について学んで盛るのもいいかもしれません。
しかも、この本で学べるのはフランス料理のレシピだけではないのがいいところ。
結構わかって気でいても、全然違っていて、下手をすると大事な場面で恥をかいてしまいそうな、フランス料理に関する基礎的な知識も学べるんですね。
もちろん、タイトル通り「やさしいフランス料理」ですから、この本オリジナルの創作料理というものはありませんが、それだからこそ学べるフランス料理の基本。
どなたがお客様がおうちにこられた時に、何げなくフランス料理を作って振舞うことができればこれほどうれしいことはありませんよね。

6|盛り付けの発想と組み立て デザインから考えるお皿の中の視覚効果
(著者:まちやまちほ/誠文堂新光社)

果たしてこれはレシピ本なのか?と思う人もいらっしゃるかもしれません。
しかし、料理は目で楽しむという言葉を出すまでもなく、盛り付けや、いかに料理をおいしく美しく見せるのかということもりっぱな料理のレシピの一つ。
特に野菜を作る農家としては、その野菜の持つ天然自然の色合いやその見た目を、お皿の上で十分に輝かせてもらいたいと思いますので、ぜひ盛り付けもしっかり学んでほしいもの。
しかも、料理がある程度上達すると、盛り付けに懲りたくなるのは人情ですしね。
というわけで、今回オススメするこの一冊。
盛り付けに関して、非常に論理的に書いてあって、わかりやすさとともに、応用の聞く知識を蓄えることのできる一冊になっています。
しかも最近のインスタ映えにも、応用が利きますしね。
出来上がった料理が、とてもインスタなどのSNSに上げることができないような見た目だったら、料理上手への道が一気に楽しくなくなってしまいそうですもんね。
おいしく作るに自信が出始めたら、美しく盛るに挑戦してみてはいかがですか?

上級者に読んでもらいたい人気の料理・レシピ本

7|フォンとソース(著者:中村勝宏/柴田書店)

料理上級者ならぜひ読んでほしいのが、このフォンとソース
フランス料理における出汁である「フォン」とタレに当たる「ソース」の作り方について徹底的に解説してある、かなりプロ仕様な一冊となっています。
いうまでもなく、もちろんフランス料理において、このフォンとソースはその基本中の基本。
しかし同時に、このフォンとソースこそが、フランス料理の味を決め、その優劣を決める最も重要な要素であることは言うまでもありません。
そして、その材料はかなり多彩。
肉や魚はもちろんのこと、かなりの種類と量の野菜が使われ、その使用頻度はかなり高くなっています。
一応、これは上級者仕様のレシピ本なので、かなり専門的なショップでは二とそろわない材料もありますが、当然身近な物で作れるものも多く、代用品でチャレンジしてみるのもきっと楽しめます。
野菜を引き立たせるフォンとソース、そして野菜そのものを使って作るフォンとソースなど、様々なテクニックを身に着け使いこなせるようになれば、もはや素人レベルを超える腕前。
どんな野菜もしっかり任せることのできる、料理上手になれる事でしょう。

8|プロのためのわかりやすいイタリア料理(著者:永作達宗/柴田書店)

もちろんこの一冊で、イタリア料理を学ぶのもいいのですが、今回はちょっと違います。
じつはこの「プロのためのわかりやすい○○料理」シリーズ全体を、ここではオススメしていこうと思っているわけです。
なにせプロ用ではあるもののわかりやすいわけですから、上級者にはぴったりなんですね。
シリーズとしては、中国料理、日本料理、フランス料理、製パン、フランス菓子などのシリーズが出されており、どれもしっかりと料理の世界を学べるレシピ本。
この本の特徴としては、プロ仕様ということですが、どちらかというとプロ未満の方への本であるということ。
一応この分野でプロを名乗りたいのであればこれくらいはできないとね、といったスタンスの技術とレシピについて書かれたもので、プロのためと書いてあってもそこまで難解ではありません。
ある意味、料理好きの奥様レベルでも、十分問題なくわかるそんな本です。
そしてこのシリーズを読んで、世界中のあらゆる料理の中に、野菜たちがどのように使われ、どんな風に食されているのかをぜひ堪能してみてください。
広大な料理の世界とともに広がる野菜の世界、堪能できます。

9|プロのためのハーブ料理テクニック(著者:石井義昭/柴田書店)

これもプロのためと書いてありますが、先ほどのシリーズとは違います。
こちらは、かなりしっかりとプロのためのレシピ本なのですが、ハーブを使うということ自体日本ではあまりしないため、プロでなくても十分楽しめる内容です。
しかも、そのほとんどが日本国内で栽培されているハーブ。
プロのためのと銘打っているだけあって、内容は専門的な植物学的なデータ、香り、季節による状態の変化、保存法、洗い方、相性など基礎に至るまでしっかりとレクチャー。
そして、前菜からデザート、ハーブティーに至るまで100種類以上のレシピも紹介。
まさに、ハーブマスターへの道まっしぐらな、そんな一冊です。
最近ではやっと日本でもハーブの効能が知られるようになりましたが、それでも日本はハーブ料理に関しては後進国であることはいなめません。
それは農家でも、ハーブを作っている農家が最近やっと増え始めてきたことからもわかります。
しかし、これからは、日本でも頻繁にハーブが作られていきますので、今のうちにハーブの使い方をしっかりと学んでおけば、料理上級者として抜かりない準備ができる事でしょう。

上級者に読んでもらいたい人気の料理・レシピ本

10|家庭菜園を学べる本を探そう

さて最後にご紹介するのは、家庭菜園の本たち。
そう、せっかく野菜を中心にレシピを学んできたのですからここからは自分で野菜を作ることに頑張ってみてはいかがでしょう?というわけですね。
やはり、ここまで来たら、おいしい野菜を自分で作って、その料理の腕を試したくなるじゃないですか。
ですので、レシピを通じて知ることのできた野菜料理に必要な野菜、家庭菜園や週末農業などでぜひ作ってみてください。
なにせこの記事は、料理人ではなく農家が勧めるレシピ本です。
最後は「野菜を作ってみてください!」で間違いありませんよね。

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レシピの基本、いきなり難しいのは読まない

基本的の、料理はいきなりうまくなりません。
結構多いのですが、いきなり上級者向けのレシピを読んでちんぷんかんぷんであきらめる人っているんですよね。
初心者なのにいきなり上級者向けの本を読むなんて、料理でなければ絶対にしないのに、レシピ本だとやってしまう不思議。
まずはとにかく、自分のレベルに合った本を読んで、おいしい野菜料理を作ってみてくださいね。

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