2016〜2017年の年始年始に読むべき!おすすめの本・書籍10選

年末年始、しっかりとお休みを取れる人にとっては一年の疲れをじっくりと癒し、新しい年に備えたい時間ですよね。

とはいえ、そんなに面白くもないテレビをぼーっと眺めるのも退屈。

そんなあなたに、今回は年始年始に読みたい本・書籍10選 と銘打って、2016話題を集めた本を中心にご紹介したいと思います。

戦後日本を築いた名宰相の一生を、あの鬼才がつづった名著『天才』|作:石原慎太郎 刊:幻冬舎

戦後の混乱期、世界最底辺だった日本において、その後の高度経済成長が世界第2位(現在は3位)の経済大国に押し上げる要因だったのは間違いありません。

そんな、世界的に見ても稀有な急成長の原動力が田中角栄という一人の首相の魅力であったことも、また、歴史の真実。

そんな、中卒でありながら日本の首相にまで上り詰め、犯罪者として表舞台を去った田中角栄という人物を、元東京都知事「石原慎太郎」がつづったのがこの作品です。

2017年。ブレグジットで混乱した欧州、トランプ大統領の誕生で先の見えないアメリカ、そして膨張する中国にかこまれた日本の先行きは混迷を極めています。

まさに、今年の年末に読むにふさわしい一冊です。

2016年最強のムーブメント、あのヒット映画の小説版『小説 君の名は。』|作:新海誠 刊:KADOKAWA

惜しくも流行語大賞は逃してしまいましたが、2016年を代表するムーブメントと言えば「PPAP」と、映画「君の名は。」であることは間違いありませんよね。

12月前半までで興行収入はなんと199億円に達し、「ハウルの動く城」を抑えて歴代第2位。

邦画興行収入の三冠を長らく守ってきたスタジオジブリの牙城を崩す、日本映画史上に残る一大ヒット映画となりました。

そして今回ご紹介するのが、その映画の小説版。

一応原作という事になっていますが、著者である映画の監督でもある新海誠氏によると「どちらが原作になるかは微妙なところ」なのだそう。

映画を見た人も見ていない人も、2016に起こった一大ムーブメントの一角として、ぜひ押さえておきたい本です。

2016年ビジネス書ランキング1位、雑じゃない雑談の為の本『超一流の雑談力』|作:安田正 刊:文響社

何気ない語らいの最中、コミュニケーションの基礎として行われている雑談。

そんな雑談を、人はあまりにおろそかにしてはいないか?という著者の疑問から始まった、雑談から始まるビジネスの世界について書かれたのが本書。

雑談を雑にしない「一流の雑談」から、人を不快にしてしまう「三流の雑談」まで、様々なシチュエーションを具体的に例示して説明してくれます。

自覚なく行われていた、あなたの雑談の癖を気づかされて、あなたもきっと「ハッ」とする瞬間を味わうことが出来るでしょう。

新しい年を雑談上手で迎えるためにも、ぜひ読んでおいてほしい一冊です。

あの世界一有名な魔法使いが帰ってくる!大ベストセラーの続編。『ハリ・ポッターと呪いの子 第一部・第二部』|作:J.K.ローリング 刊:静山社

いわずと知れた、世界的な大ベストセラー『ハリ・ポッター』シリーズの最新刊。

舞台は前作『ハリー・ポッターと死の秘宝』での、宿敵ヴォルデモードとの死闘から19年後の世界。

すっかり大人になった、あのハリー・ポッターが帰ってきます。

なんと可愛かったハリー少年は、本作では3児の父。魔法省での激務に忙殺される現在は、決して楽ではないようです。

そんなハリーとその息子たちについて書かれた本作。

胸をときめかせて読んだあの頃、憧れたハリーにもう一度出会いたい人は、必ず読むべき作品です。

アニメ続編決定!2016年大ヒットアニメの原作。『この素晴らしい世界に祝福を!』|作:暁なつめ 挿絵:三嶋くろね 刊:KADOKAWA

2016年を代表する映画アニメが『君の名は。』なら、地上波放送アニメの代表は「このすば!」こと「この素晴らしき世界に祝福を!」でしょう。

そんな「このすば!」の原作である本書は、推定売上部数が1,174,562部というメガヒットを記録し、地上波アニメ原作ライトノベルの2016年ベストセラー。

アニメファンも、そしてラノベファンも読んでおきたい一冊であることは間違いありません。

内容は、とにかくのほほんとおバカなストーリー。

年末年始はあまり難しいことを考えず、のんびり過ごしたい人には超おすすめです。

史上初!小説三冠受賞作。静謐な雰囲気に満ちた名作『羊と鋼の森』|作:宮下奈都 刊:文藝春秋

2016年本屋大賞。2016年キノベス!第一位。2016年ブランチブックアワード大賞。と、2016年の小説三冠を手中に収めた作品。

ピアノの調律に魅せられた少年の姿を温かくも静謐な筆致でつづった長編小説です。

近年、派手でエキセントリックな作風が目立つ中、まるで昭和の文学のように柔らかで静けさに満ちたその文体は本好きにはたまらない味わいを醸し出しています。

劇的でもなく、また、衝撃的でもないストーリー。

それでも優しくふうわりと心を包み込むその世界観に、ぜひ触れてほしい一作です。

東野ミステリーの極致、第26回柴田錬三郎賞受賞作『夢幻花』|作:東野圭吾 刊:PHP研究所

いわずと知れた現代ミステリー作家の雄、東野圭吾の最新作。

ミステリー小説の醍醐味と言えば、なぞ解きですが、その点においてこの本の面白さは格別です。

物語の6割も行けば何となく犯人がわかってしまうのが常の同種の作品とは違い、8割方読み進めてもさっぱりわからない犯人の姿。

そして、あっと驚く解決編。張り巡らされて伏線が、カチリカチリと音を立ててはまっていく快感は、言葉にはできないほどです。

まさに、これぞミステリー。

この人だからの説得力。究極の人生論『本音で生きる 1秒も後悔しない強い生き方』|作:堀江貴文 刊:SBクリエイティブ

呆れるほどに本音を貫き、そのせいで一時期日本中から嫌われて、最終的には塀の中にまで行ってしまった堀江貴文がこの本の作者。

そして、そんな本のタイトルが『本音で生きる 1秒も後悔しない強い生き方』。

それは気になりますよね。

一般人なら、後悔してもし足りない、毎日後悔の渦に落ち込んでしまいそうな、壮絶な生き様を見せたこの人だからこその説得力。

参考になるかどうかは別として、ぜひ覗いてみたい一冊になります。

第155回芥川賞受賞!現代のリアルを描いた話題作『コンビニ人間』|作:村田紗耶香 刊:文藝春秋

2016年、小説単体で話題になったと言えばこの『コンビニ人間』をおいて他にはないでしょう。

作者本人がコンビニバイトをしながら書き綴ったこの小説、主人公もまたコンビニのバイト店員。

当たり前の社会の当たり前の「普通」があふれる現代社会の中で、コンビニバイトという安住の地を見つけた主人公の異常なる日常。

「普通」という足かせから外れた主人公の自由で闊達なコンビニライフが、あなたの「普通」を引きはがしてくれるでしょう。

芥川賞の名に恥じない、名著です。

初詣に行く前に、初詣に行った後に。『「日本の神様」がよくわかる本 八百万神の起源・性格からご利益までを完全ガイド』|作:戸部民夫 刊:PHP文庫

最後は、初詣前の予習と、初詣後の復習に良い本をご紹介。

何せ日本には八百万の神様がいらっしゃるのですから、その性格からご利益まで様々です。

ぜひこれを読んで、いつもの年とはちょっと違った初詣に挑戦してみませんか?

ガイドブックですから、説明はこの辺で。

 

いかがでしたか?「年始年始に読みたい本・書籍10選」楽しんでいただけましたでしょうか?

これを読んで、過ぎ去りつつある2016年を振り返り、素敵な2017年を迎えられるといいですね。

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